ラングラーのエンジンがブルブル震えるようになり、アイドリング時に車内でも明らかにおかしな振動を感じるような症状が発生しました。最初は少し震えてるかな程度の振動が日に日に大きくなり、最終的にはエンジンチェックランプが点灯しました。

結論

結論からお話すると私のラングラーは3箇所部品交換しました。解決までの交換した順番が以下のとおりでした。

  1. イグニッションコイル(15,000円)
  2. ECU(60,000円)
  3. プラグコード(業者に依頼で20,000円)

上記のパーツを交換して改善しました。
交換費用は約10万円かかりました。

ラングラーのエンジンチェックランプが点灯

エンジンのチェックランプが点灯した時は修理工場だと車両のテスターを使用して車の状態を把握します。
私は幸いにも簡易的なOBD2テスターを所有していたためラングラーのOBD2コネクタに差し込んで車両に残されてるエラーコードの正体を探ります。

P2302

表示されたエラーコードはP2302

Ignition Coil A Secondary Circuit

ここでイグニッションコイルが故障しているのだろうと安直に考えてイグニッションコイルをヤフーショッピングで発注しました。

イグニッションコイル交換

JK38のイグニッションコイル位置はエンジンルームの助手席側よりに配置されています。イグニッションコイルの交換時に気をつけるのは6気筒のプラグコードの場所をつけ間違えないようにすることです。

イグニッションコイルから各スパークプラグに最適なタイミングで電気を送ることによりエンジンがスムーズに回転するようになるため定められた番号と違うところにプラグコードをつけると最適ではないタイミングで電気をおくることになるためギクシャクしたエンジンの動きになってしまいます。

プラグコードの番号とイグニッションコイルの番号をあらかじめ印をつけておきましょう。

ECUの故障が判明

イグニッションコイルを交換しても全く症状が改善されず、お手上げだったため修理業者に依頼することを決めます。
スパークプラグだろうと勝手に予想していたため、数万円の修理費で済むと思っていましたが業者からきた概算費用が50万円とのことで私のラングラーは2007年式のためそんなに修理費用をかけたくないと思い買い替えか悩んだため一旦自走できるので修理業者から引き上げました。

修理業者いわくECUの故障はラングラーの故障でよくある事例だそうで新品のECUに交換すると何十万もかかる上にディーラーに持ち込んでプログラミングが必要なため高額修理になるとのことでした。

よくある故障だとしたら海外の人は修理をしているだろうと考えエラーコードP2302で検索すると有力な情報がYouTubeにありました。

こちらはECUを開けて内部基盤のトランジスタという電子部品を交換するという内容です。
点火系統の故障を放置しておくとECUの内部パーツを故障させてしまうということでECUの交換は点火系統のほかのパーツを交換したあとにやらなければいけないと翻訳した文に書いていました。

ECUを分解し再起不能にしてしまう

これで治った場合トランジスタの交換費用のみで何十万の修理費用を浮かせれると思いAliExpressで注文しました。

届いたパーツを交換しようと思いECUの蓋を開けたところまでは順調でしたが、はんだごてしか持っていなかったため失敗しました。

ECU基盤は過酷な環境に耐えるため基盤全体に絶縁処理のコーティングが施されておりコーティングを剥がさずにはんだごてを当てても全然熱が伝わらずに強く押し当てた結果、基盤のパターンを剥がしてしまい買った部品を付けれる状態では無くなりました。

基盤いじりは何度か経験がありリード線を利用して部品の足と基盤のパターンを直接はんだづけするという荒技で取り付けしました。

結果的にエンジン自体がかからなくなりました。

ECUをebayで注文

日本でECUにVIN番号をプログラミングしてくれる業者を見つけられなかったためebayでアメリカからECUを入手することにしました。

ebayではECUの部品番号で検索するとVIN番号を書き込んだ状態で送ってくれて届いたものをそのまま取り付けると使えます。

https://www.ebay.com/itm/256673257719

こちらの商品を買いましたが年式によって変わるため参考までにしてください。

ECU交換で無事エンジンはかかる

ECUを交換して無事エンジンが再度かかるようになりましたがこれは振り出しに戻っただけでエンジンの振動は全く改善されていません。

最初に相談した修理業者に再度依頼するのは気まずいので別の修理業者を手配します。

プラグコードが原因だと判明する

修理業者に持っていくとプラグコードが折れていました。

端子が折れているのでうまく電気が送れずミスファイアーを発生させていたと思います。
プラグコードは安価なので定期的に交換した方が重症にならずに済むという教訓になればと思います。