こんにちはヤーマンです。先日から走行中に「パーン」と音と共にサイドブレーキを引いている時と同じ「!」のランプが点灯するようになりました。警告灯というのは精神衛生上好ましくないので、対策しました。
ブレーキ警告灯が点灯する原因
ブレーキ警告灯が点灯する原因は
- サイドブレーキが引いたままの状態
- ブレーキフルードのリザーブタンクの残量が少ない時
今回のパターンだと後者のブレーキフルードの残量が少なくなっていることによって警告灯が点灯してしまったのだと考えられます。
このような場合はブレーキフルードを足しましょう。
なぜブレーキフルードが減ると問題なのか
ブレーキフルードの大きな役割はブレーキキャリパーにピストンの押し出しと潤滑です。
ブレーキキャリパーにはピストンが入っていてブレーキを踏むことによってフルードがピストンを押し出して、押し出されたピストンがさらにブレーキパッドを押し出しブレーキディスクローターを挟み込みブレーキが効くという仕組みになっています。
このブレーキフルードを送っているチューブなどに空気が混入してしまうと最悪の場合ブレーキが効かなくなってしまい重大事故を起こします。
ですからブレーキフルードが減ってしまうと警告灯が点灯するということが理解できたと思います。
しかしブレーキフルードが減るということは原因があります。
ブレーキフルードが減る原因
ブレーキフルードの油面はブレーキを踏むと変化します。ブレーキを踏むと油面が下がり、ブレーキを離すと油面が上がってきます。
ブレーキパッドの残量が減るとより多くのフルードをブレーキキャリパー側に送らなければブレーキパッドがディスクローターに接地しませんので、フルードが減っている状態になります。
しかし減っているのではなく全体としては総量は変わっていません。
なのでブレーキフルードが減るということはブレーキパッドも減っているということになります。
ブレーキパッドの残量がゼロになるとパッドの台座をディスクローターに押し付けることになるので「キーキー」という不快な音がなります。
それだけでなくディスクローター側にも傷が入ってしまい交換しなければいけなくなる場合もあるため、フルードが減ったら合わせてブレーキパッドの点検もしましょう。
ブレーキフルードの種類
ではブレーキフルードの種類は何を選べばいいのかと思いますね。
車の説明書をみるかもしくはエンジンルーム内のブレーキフルードのリザーブタンクを確認しましょう。
わたしのラングラーの場合は「DOT 3」のフルードを使用してくださいとあります。
それに従いましょう。
DOT3やDOT4の違いについてはDIXCELで詳しく解説しています。
ブレーキフルード補充
純正のブレーキフルードは時間は高いし時間がかかりそうなので、オートバックスで買ってきました。
オートバックスでは1400円くらいでした。しかしこんなに大量には使用しませんでした。
ブレーキフルードの注意点としては
- 塗装を溶かす
- 吸湿性があるので、開封後放置していたフルードは使用しない
塗装を溶かしてしまうので、万が一塗装面についてしまったらすぐにたっぷりの水で洗いましょう。
吸湿性があるため水分を含んだフルードは本来の性能よりも沸点が低くなってしまい。ペーパーロックと言ってブレーキが効かなくなることもありますので、くれぐれも注意してください。
リザーブタンクは画像の左上にある黄色のキャップです。
そこから注いでいきましょう。
塗装に付着しないようにくれぐれも注意しましょう。
これがあればうまく注ぐことができます。エンジンオイル交換時にも使用できるためおすすめです。
油面がわかりにくいですが、MAXの位置まで注ぎましょう。裏から携帯のライトで照らすと油面が確認しやすいです。
キャップのゴムが引っ張られて出っぱっているので引っ込めましょう。
作業が完了したらいきなり全開走行はやめてゆっくり走った状態でしっかりブレーキが効くか確認しましょう。