こんにちはヤーマンです。みなさんパワステオイルのメンテナンスはしてますか。長い間パワステオイルの交換をしていない車は急にステアリングが重くなったり異音が発生したりするなどいいことがありません。大きなタイヤにカスタムすることが多いラングラーはパワステに余計に負荷がかかるので特に気にした方がいいです。
JKラングラーに使えるパワステオイル
JKラングラーは純正のパワステオイルというものがありません。と言いますのもラングラーの取扱説明書を見ると「MOPAR ATF4+」と記載されています。
純正採用されているのがATFになります。
ちなみにパワステオイル=ATFということではないので注意しましょう。車種によってはパワステオイルとATFが別のものだったりもするので、詳しくは車の取扱説明書を参考にしましょう。
交換方法の種類
交換方法についてですが、大きくわけて希釈交換と全量交換とがあります。どちらが車にとっていいかと言うともちろん全て新しいものに変わる全量交換です。
希釈交換
- 古いオイルを抜き取る。
- 減った分新しいオイルを足す。
- 混ぜて抜き取る。
- 新しいオイルを足す。
と繰り返すことによって徐々に新しいオイルの割合が多くなるという交換方法です。
メリット:簡単、安心
デメリット:完全に入れ替わらない、オイルを無駄にたくさん消費する。
全量交換
パワステポンプのリターンホースを抜いて全部交換する方法ですが希釈交換とは違い作業が少し難しくなりますのでDIYの場合はあまりおすすめしません。
全量交換をする場合はパワステオイルのリザーブタンクを開けた状態で前輪をジャッキアップで左右に5回くらいステアリングを回してエアを抜きますが、初めてだと本当にエアが抜けているのだろうかこのまま長距離をかけても大丈夫だろうかという不安がつきまといますのでもし全量交換をする場合は詳しい人についてもらってやることをおすすめします。
メリット:全部入れ替えるのでリフレッシュされる、使うオイルの量が少ない
デメリット:作業が少し難しい。エア抜きをしなければ故障する可能性もある。
交換時期
交換時期は一般的に2年2万キロと言われています。車検毎に交換というのが望ましいかと思います。
車検の整備記録でパワステオイルを交換していなかった場合は交換しておくべきでしょう。
交換
僕は今回は希釈交換をします。タイヤが地面に接触している状態だとステアリングを左右に回す時にパワステや足回り全般にいいことが一つもないので前輪をジャッキアップした状態でやりましょう。
用意するもの
- 廃油を処理する為のもの(いつもポイパック)
- スポイトのようなもの(吸い取れるもの)
- Mopar ATF4+
- ジャッキ
- ウマ
手順
- 前輪をジャッキアップする
- 安全の為ウマをかける
- 古いパワステオイルを「MIN」まで抜く
- 新しいパワステオイル(mopar ATF4+)を「MAX」まで注ぐ
- 蓋をしてエンジンをかける
- ステアリングを左右に5往復くらいする
- 3に戻る
以上の作業を買ってきた「mopar ATF4+」を1〜2L使い切るまで繰り返します。
抜いたオイルは廃油処理パックを使用して適切に廃棄してください。
簡単、安心ですね。
作業時間
今回のパワステオイルの希釈交換の作業自体は簡単ですが、繰り返しの回数が多いので1時間かかりました。
手が汚れる可能性が高いのでステアリングや車内を汚したくなければ友達や家族にステアリングを回してもらうと作業がサクサク進みますのでもう少し短縮できるかと思います。
難易度としては非常に簡単なので是非自分でやることをおすすめします。