こんにちはヤーマンです。今回はリアシートを少しだけ後ろ側に傾けることができるパーツを格安で見つけたのでもちろんDIYで取り付けていきたいと思います。

リアシート傾けパーツ

今回見つけたパーツがSILVINというメーカーのリクライニングスペーサーというパーツなのですが

こちらです。タイトルに取り付け簡単とありますが、結構苦戦しましたのでこれから紹介するものも有ると作業がスムーズに進むと思います。

用意するもの

絶対に無いとできないものとなくてもできるかもしれないものを紹介します。

必須工具

  • 18mmのソケット
  • ソケットのサイズに対応しているラチェットハンドル

以上の2点は必須工具です。なくてはお話にならないです。

あった方がいい工具

  • エアーコンプレッサー
  • エアインパクト
  • エアツール関連
  • インパクト対応の18mmのソケット
  • インパクト対応のエクステンションバー100mmほど
  • 牽引ロープ
  • 浸透潤滑剤(重要度低い)

以上の工具は牽引ロープと浸透潤滑剤以外はどれがかけても意味が無いので必須工具のみでやるかあった方がいい工具もそろえてやるかは自分のラングラーと相談しましょう。

ラングラーと相談というのもシートを固定しているボルトがボディの下まで貫通しているので泥や水がかかる様な仕様になってます。つまり年式の古い私の様なラングラーはボルトが錆びてしまって全然ボルトが緩まないことが有るためインパクトが必要になります。

2007年式のラングラーを所有している方は私とほぼ同じ状態だと思うのでインパクトがあった方がいいと思います。

しかしリアシートの角度を少しだけリクライニングするためだけにエアコンプレッサーを購入するのはおすすめできないです。

今後タイヤ交換やブレーキフルードのエア抜きやキャリパーオーバーホールなどにチャレンジしたい方はエアコンプレッサーの魅力を書いた記事を参考にしてみてください。

作業手順

結構お粗末な日本語で解説している説明書が付属していますが、部品構成を見るとどこに何をつけるかくらいは予想がつきます。

フロントシートを一番前にする

フロントシートが下がっていると非常に狭いので先にフロントシートを一番前にしてリクライニングもゼロか前に倒しましょう。

テールゲートからリアシート固定ボルトを緩める

次にテールゲート側から侵入しリアシートを固定している3本のボルトを緩めます。

真ん中だけボルトになってますがえげつないトルクで締まっているので気合いを入れて緩めましょう。

注意点:緩めるだけで完全には外さないでください。外してしまうとスペーサーを噛ませる時にシートを少し持ち上げるのですがその際にずれてしまうためです。

牽引ロープをロールバーに巻きつける

牽引ロープは座面を跳ね上げた時に固定しておくためです。たまたま巻きつけてあったので使用しましたが他にいい方法があればそれでも大丈夫です。

座面固定ボルトを外す

最初の難関ですが、ボルトが半端じゃなく固いです。ホイールナットの倍は固いんじゃないでしょうか。

私は最初インパクトなど必要無いと思い気軽にはじめたのでハンドツールを使用して緩めていましたが、外れるまでずっと固いので汗だくになりながら座面のボルト4本を外しました。

座面をはねあげる

座面のボルトが全て外れたら座面だけフリーの状態になるので上に跳ね上げます。跳ね上げた状態にしておかないと背面側のボルトにアクセスできないので先ほどの牽引ロープで固定しておきます。

背面側のボルトを外す

背面側のボルトは全部で3本です。荷室をフラットにするためのパーツが付いているので工具が入りにくいです。非常にやりにくい上に座面側よりも固かったので私は早々に諦めてコンプレッサーにエアーを充填しました。

フラットにするためのパーツが邪魔でインパクトが入らないのでここで活躍するのがインパクト用エクステンションバーです。わざわざ座面跳ね上げ状態で買いにいきました。長く使うのであればKTCなどのメーカーのものを使用した方がいいと思います。あまり使用しないという場合にはもっと安いアストロプロダクツとかでいいと思います。

ちなみにですが助手席側のリアシートの背面ボルトはハンドツールでは不可能じゃないかってくらいに工具を回すスペースが無いです。

スペーサーを噛ませる

全てのボルトを緩めることができたらスペーサーを噛ませて外したのと逆の手順で組んでいきます。

  • 背面側:小さいスペーサー×3
  • 座面側:大きいスペーサー×4

背面側の取り付けがシビア

背面のボルトを付属していたボルトで取り付けようと思いましたが、全然穴の位置が合わせられずに結局もともと付いていたボルトでも長さは足りそうだったのでそのままつけました。

純正のボルトと今回付属していたボルトの先を見比べると純正が先細りしているのに対して付属ボルトは円柱という様な感じでした。もう少し優しくしてほしかったです。

取り付け後

リアシートを組み直して見てみると全然変化がわからないです。一応やる前の写真を撮っていたので違いがあると言えば有るのですが、見比べて見ないと気づかない程度の変化量でした。

一応15度後ろに傾いているみたいです。もっとリクライニングしたいという人は普通のシートの様に段階的に角度が調節できる様になるキットも販売されています。

しかしこのキットはシートリクライニングするだけなのに結構高いです。しかもあまり乗車しないリアシートのためにと考えるとあまりおすすめできません。そして一番の難点はシートを前に倒した時に荷室に段差ができてしまう点も非常にBADです。

乗り心地

乗り心地について書こうと思いましたが、運転席以外で乗ったことが無いので元々どんな感じだったのかわかりません。普通に膝は前のシートに当たりますしこんなものかというような感じです。

満足度

満足度は非常に低めですが、DIYカスタムでは簡単な部類なので作業内容を単純に楽しめた点についてはグッドでした。DIYデビューにはもってこいのカスタムだと思います。